しゅうほのうた秋浦歌
白髪三千丈
縁愁似箇長
不知明鏡裏
何処得秋霜
縁愁似箇長
不知明鏡裏
何処得秋霜
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
白髪 三千丈
愁ひに縁りて箇の似く長し
知らず明鏡の裏
何れの処にか秋霜を得たる
現代語訳
白髪が三千丈にも伸びた。愁いのためにこんなにも長くなったのだ。澄んだ鏡に映るこの姿、いったいどこでこんな秋の霜のような白髪を得たのだろう。
原文と書き下し文の対照
白髪三千丈 ― 白髪 三千丈
縁愁似箇長 ― 愁ひに縁りて箇の似く長し
不知明鏡裏 ― 知らず明鏡の裏
何処得秋霜 ― 何れの処にか秋霜を得たる
鑑賞
「白髪三千丈」は誇張表現の代名詞になりましたが、詩の本質は鏡を見て老いに驚く切実な悲しみにあります。
日本で親しまれる理由
「白髪三千丈」。誇張の慣用句の出典
語句
- 三千丈
- 極端な誇張。一丈は約3メートル
- 箇
- このように
- 秋霜
- 白髪のたとえ
作者
李白の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
「秋浦歌」十七首のうちの第十五首。秋浦は今の安徽省池州の地。晩年の作とされる。