ばいか梅花
墻角数枝梅
凌寒独自開
遥知不是雪
為有暗香来
凌寒独自開
遥知不是雪
為有暗香来
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
墻角 数枝の梅
寒を凌ぎて独り自ら開く
遥かに知る是れ雪ならざるを
暗香の来たる有るが為なり
現代語訳
垣根の隅に数枝の梅。厳しい寒さに負けず、ひとりで花を開いている。遠くからでも雪ではないとわかる。ほのかな香りが漂ってくるから。
原文と書き下し文の対照
墻角数枝梅 ― 墻角 数枝の梅
凌寒独自開 ― 寒を凌ぎて独り自ら開く
遥知不是雪 ― 遥かに知る是れ雪ならざるを
為有暗香来 ― 暗香の来たる有るが為なり
鑑賞
白い梅を雪と見まがいながら、香りで梅と知る。寒さに耐えて咲く梅に、孤高を貫く作者自身の姿が重なります。
日本で親しまれる理由
「墻角数枝の梅」
語句
- 墻角
- 垣根や塀の隅
- 凌寒
- 寒さをしのぐ
- 暗香
- どこからともなく漂うほのかな香り
作者
王安石の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
王安石が政界を退いて江寧に隠棲していた晩年の作とされる。